キャッチアップ接種とは 子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)まとめ情報 2022年 

  • 2022.05.28

昨年秋頃に知り合いのドクターから大学生のお嬢さんのHPVワクチンをどうしたらいいかとご相談を受けました。その時に「HPVワクチンのキャッチアップという制度が新設されたので2022年4月以降ご案内があるはずですのでそれまで待たれては?」と申し上げたものの未だに届かないのでどうしたらいいものかと再度お尋ねいただきまして、当院スタッフがやり方をお調べさせていただきました。

その内容も含めて改めてHPVワクチンの経緯について簡単にご説明いたします。

昨年11月当院ブログでもお伝えしましたが、HPVワクチンは子宮頸がん予防ワクチンとして平成25年4月から定期予防接種となっていましたが、ワクチンと因果関係が不明の持続的疼痛や運動障害が見られたため同6月に積極的勧奨を差し控えるよう通知が出されました。

その後ワクチンの安全性につき検討した結果2021年11月12日の厚生労働省 第72回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会において2013年以降止まっていた子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)の「積極的接種勧奨」の再開を了承し、同年11月26日に各自治体に通知が出されて「積極的勧奨の差し控え」を終了することになりました。

つまり積極的にすすめようということになったわけです。

キャッチアップとはHPVワクチンを打ち逃した平成9年4月2日生まれから平成18年4月1日生まれまでの方を対象にした3年間の間に限定した救済措置になります。ワクチンはガーダシルとサーバリックスの2種類です。

後は各自治体ごとに案内がありワクチン接種がすすんでいくことになりました。(自治体の進み具合によっては前倒ししても良いとまで書かれていますが)

  • 定期接種の対象者は小学6年生相当から高校1年相当(平成18年4月2日生まれから平成23年4月1日生まれ)
  • キャッチアップ接種対象者は平成9年4月2日生まれから平成18年4月1日生まれ

以上が対象者になります。定期接種の案内は各ご家庭に届き始めているようですが、キャッチアップのご案内については未だ届いていないというご家庭の話をよくお聞きいたします。

結論から言うとご案内がお手元になくても手続き可能でそのやり方をご案内いたします。

ワクチンは住民票のある各自治体で行うことになるますがここでは大阪市内在住の方のやり方ご案内させていただきます。

以下

大阪市のキャッチアップ接種についてご案内させていただきます。

大阪市のホームページから

「子宮頸がん予防ワクチンの接種について」というページを開けていただくと

https://www.city.osaka.lg.jp/kenko/page/0000115714.html

下から3分の1あたり

 大阪市のホームページより

という予診票が見つかりますのでそれをダウンロード、印刷して記入すればあとは各医療機関に照会のお電話にて確認していただければと思います。

病院によっては取り組みや対応なしの病院もあると思います。当院ではお電話にてご予約を承っています。

お手元に書類が郵送されるのを待ちくたびれたという方もおられるようですが、その予診票をご記入いただければ他手続きの方は当院で行います。(大阪市内在住の方)

ちなみに定期接種の予診票は大阪市HPではキャッチアップのすぐ上にリンクが貼ってあります。

他の地域にお住いの方は一度保健センターに問い合わせいただければと思います。

わからないことがあれば当院にお電話でのお問い合わせも応じます。

06-6622-7070 よりおか胎児クリニック

以下過去のブログ記事もご参照くださいませ!

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