NIPT後の胎児ドック始めます!

  • 2021.10.06

(NIPT後胎児精密超音波検査)

NIPTという言葉はご存知でしょうか?

これは「エヌ アイ ピー ティー」と言って無侵襲的出生前遺伝学的検査(Non Invasive Pregnant Test)の略になります。

妊娠初期に受ける出生前検査の一つで妊婦さんの血液の中に含まれている胎児のDNAを検出し、胎児に21番、18番、13番染色体に数の異常を持つ可能性が高いかどうかを調べる方法です。非常に精度が高い検査ではありますが、当院で行なっている初期ドック(もちろん初期ドックも非常に精度が高い検査と考えていますが)と同様に分類で言えば非確定検査の位置付けです。ちなみに確定検査といえば当院でも行なっている羊水検査や絨毛検査などで行う染色体検査のことになります。当院では羊水検査や絨毛検査に関しては患者さま、ご主人さまとよくご相談のうえ検査を行なっています。

NIPTはいくつかの認可施設で検査可能で大阪府下であれば以下の施設などがあります。

大阪大学附属病院様、聖バルナバ病院様、大阪市立総合医療センター様、国立循環器病研究センター病院様、関西医科大学附属病院様、大阪母子医療センター様などが認可施設として検査可能です。

当院では認可施設での検査をオススメしています。(ちなみに無認可というのは違法ということではありませんが)

とはいっても「悩んだ末に受けてたけど陽性だった」とか「陰性の結果だったら染色体の病気はもう大丈夫なの?」というママもいらっしゃるのではないでしょうか?

中には「陽性の結果だったが自分でインターネットで調べるよう指示された」とか「陰性の結果だと聞いたのに染色体異常が見つかった」などの事例をお聞きすることがあります。それは「それは100万人に1人のことなのでなんとも」と言われるとか言われないとか。

当院では認可施設でも無認可施設でもNIPTを受験される前あるいは後の結果に関わらず妊娠初期に確認しておくべき項目について検査のご案内をいたします。それに加えて受けられたNIPTの結果も合わせて判断いたします。

1.NIPT前の胎児ドック

NIPT妊娠6週から10週で見つかる胎児の生命に関わる大きな異常がないかを詳しく調べる検査です。NIPTで調べられる部分は先天性の疾患のうちの約25%です。それ以外には単一遺伝子疾患や多因子遺伝疾患などが多くを占めています。NIPTでは診断のつかない脳の病気、無頭蓋症、全前のう胞症、四肢の大きな変化、内臓逆位、腹壁欠損、二分脊椎、羊膜の変化、などをしらべる検査です。

2.NIPT後の胎児ドック

NIPTを受けたが赤ちゃんの大きな異常があるか心配なママにおすすめの検査です。(妊娠12週以降14週まで)

 NIPTの結果が陰性の場合

妊娠11週以降 NIPTでは診断のつかない脳の病気、無頭蓋症、全前のう胞症、四肢の大きな変化、内臓逆位、腹壁欠損、二分脊椎などの他にくびのむくみ、顔、耳の位置、手足、心臓のかたち、内臓(胃、横隔膜、腎臓、膀胱、腸、外性器など)の大きな変化、胎盤(絨毛)の位置、臍帯、静脈管血流、三尖弁逆流などを評価します。

 NIPTの結果が判定保留あるいは陽性の場合

検査を受けた施設が認可施設か無認可施設によって、また結果の内容によって診察が変わりますが、いずれの場合でも超音波検査でまず赤ちゃんに変化がないかをよく確認して方針を決定します。必要と判断した場合、絨毛検査や羊水検査を行なって確認検査を行うご相談もいたします。

もしも陽性との結果だった場合確認の検査が必要で、通常妊娠16週以降に羊水検査を行うように提案されることが多いと思われますが当院では絨毛検査、羊水検査も行っており、一定の基準を設けておりますが絨毛検査であれば早ければ妊娠12週から検査可能です。

詳細はお電話で。

当院ではがんばるママを全力で応援いたします!

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