「開院3周年!」
- 2023.09.27
2023年9月におきまして開業3周年を迎えることができました。
改めまして開院以来当院を支えていただいたママさんたち、患者さまはじめ近隣の大学病院、地域の周産期センターや2次医療施設様、そして近隣のご開業の先生がたには感謝申し上げます。
当院では毎日色々な瞬間に立ち合わせていただいています。
初めましてのご挨拶から妊娠の確認を行った後の子宮内妊娠のCheckをして、小さな胎児赤ちゃんが見えてきたら育ち具合の確認を行います。妊婦健診をしているうちにいつしかご卒業の時期になりママとお別れを惜しんだり、「産まれました〜」のお便りを拝見して喜んだり、胎児ドックでは赤ちゃんの各臓器を詳しくみて大きな問題もなく最後に今日の赤ちゃんの3D4Dエコーを編集しながら映像をママやパパと一緒に確認するのがこの上ない楽しみになっている。そんな毎日です。
一方で何百人何千人に一人のような病気にかかっていることが胎児ドックの結果判明した時などはママやパパたちには辛いお話をしなければならないこともあります。
超音波検査で全ての病気が診断できるわけではありません。しかし中には頻度は多くはありませんが詳しく検査を行うと、かなりの割合でみつかる大きな異常(無頭蓋症や羊膜索症候群、ボディーストーク症候群など)については妊娠12週や13週頃の早い時期に診断した方が望ましいと考えています。特にこのような病気は命に関わる大きな病気であるにもかかわらず超音波検査でしか診断することができません。
もちろんこれらの病気はNIPTや染色体検査では診断がつきません。
当院では通常の妊婦健診も行なっていますが、そのような重症の病気があるかどうかの診察も行なっています。万が一病気が見つかったとき、あるいは他の病院様で診断が付いているときにも当院で診察を受けていただいて検査、診断をさせていただきます。その結果必要なら赤ちゃんにベストの治療が行えるように一緒に考えていきます。
特に生まれてくるときの赤ちゃんの病状を予想して最適の治療チームや御施設への橋渡しを行うことにも力を入れています。病気の種類によっては少し離れた施設に行ってでも治療していただいた方がよりよく治療が行えたり、より綺麗にキズが治ったとか小さなキズで手術が可能であるなど考えるべきことが沢山あります。もちろん安全性をないがしろにすることはありません。
もし生まれる前に病気がわかっていなければ治療を行う施設を考える猶予もなく最寄りの施設で治療を行うことになることと思います。(最寄りの御施設でも当然懸命に治療を行なっていただけると思いますが)
そもそも通常の妊婦健診では赤ちゃんの詳しい病気を見つけることが目的ではありません。胎児の体重や羊水量、胎児の位置や姿勢を見るだけでもかなり時間がかかるために通常の妊婦健診中で行なえることには限界があります。
妊婦健診で偶然胎児に異常が見つかることもありますが、胎児ドックでは偶然に頼るのではなく一つ一つ観察確認して問題ないのであればママの心配も少しは軽減されるのではないかと考えています。
病院独自でスクリーニングを行う御施設もありますが内容はまちまちです。
当院では妊婦健診を受けながら胎児ドックを受けられるママもいらっしゃいますが、他院で妊婦健診を受けながら胎児ドックだけにご来院のママもいらっしゃいます。中には胎児ドックと胎児ドックの間で3D4Dエコーでもご来院のママもいらっしゃいます。何回以上受けれないなどはありません。何回でも受けていただくことが可能です。
あと赤ちゃんのことについてご相談なども承っています。時間をとってお話することも可能です。心配事は解決しておかないと赤ちゃんの一生の問題になりうることなのでお早めにご相談くださいませ。
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